2011/02/05

午前・午後・夕方

午前》先生の最終講義と仕事で大学へ。正門に酪農学園大学入学試験とある。地区入試らしい。最終講義の演題は「世界人の前に日本人たれ、その前に自分たれ」。利益=元本×年率×年数という公式の発見のところで、仕事で中座。

最終講義とは辞める人が最後にやる授業ではなく、停年で辞める人だけのものらしい。ということを知ったのは前の大学。

午後》新宿に移動し、家族と食事。となりの50代夫婦がフランスパンの柔らかいところだけ食べて、外側のパリパリした部分を残したまま。歯が悪そうにも見えない。初めて見る光景にショック。

量販店に向かう途中の西口広場で「明るい遺影写真展」に遭遇。生前に撮影する遺影用写真の展覧会。ギターを抱えていたり、カメラを構えていたり、その人の趣味がわかるような構図が多い。中にはウェディングドレスの人も。気に入った1枚は、畑を背景に撮ったおばあさんの写真。

エネループのブースターを買って、ひとり、山手線で目黒へ。行き先は「やさしい予感」。目的は加藤ゼミの成果展(写真上)。Weblabでの発表をお願いして、はや1年。

今回の展示で目立ったのは「つながり」もの。自分とつながる人のアルバム、祖母にPCを教える自分のエスノグラフィ、他大学の潜入レポート(これは「つながり」の反対)、一日一録(その日その日の自分のつながり)…。2階会場にはOBによる発表もあり、その中で見入ったのが、最近生まれた自分の子と自身のあかちゃんのときの写真とを並べた展示(写真下)。このペア写真を見る自分に父親を重ねる作者のコメントがよかった。今回も、ゼミ活動のヒントが盛りだくさん。

夕方》帰路、渋谷駅の連絡通路から世界一混む交差点を見入る人々の観察。帰宅後、NHKの電話取材

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...