2011/12/31

ぎりぎり年内読了

鼎談集『戦争が遺したもの』を読み終えた。
読むきっかけになったのは、一連の名前インタビューで、ある人が鶴見俊輔のことにふれたことだった。
「俊輔」とは、伊藤博文の、博文に変わる前の名前である。総理願望の強い父親が、その期待を息子に託そうとしたのか、あるいはそう命名することで自ら総理になれると思ったのか、さだかではないが、とにかく「博文」と名づけた。その名前は、後の鬱病の引き金となっていく。
名前には、たとえ善意であっても、願望など託さない方がいいのかもしれない。

大晦日

今回の震災。
今日現在で、亡くなった人が1万5844人、行方不明者が3451人。計1万9295人。亡くなった人の定義は狭義だろうから、避難中に亡くなった人なども含めれば、2万人は優に越すだろう。その一人にならなかったのは、まさにたまたま。それを肝に銘じよう。

東京新聞、今日の風刺マンガは「こう吐く歌合戦」。大震災、原発事故、沖縄、首相交代、本音発言、TPPと消費税、大阪選挙…。

2011/12/30

年賀状の準備

年内の仕事が一段落。ようやく年賀状に着手、という気分になった。

文面は、印刷中もなお、家族の厳しいチェックが入り(「突っ込みどころ満載だね」と一言)、少しずつ文章がハガキによって異なる。新聞で言えば、「版」が数通りできた。

宛名印刷を、昨年からつかい始めた郵便局の「はがきデザインキット」というソフトで行ったのだが、インタフェースがいまいちで、作業の手間も多い。次回は普通に、エクセルで行こうか。

2011/12/29

仕事納め

今日もせっせと文字起こし。年内やったインタビューがすべて終わった。34人分だ。

いま使っているICレコーダーはオリンパスのDS-750。録音はまあまあなのだが、インタフェース(デザインも)に改善の余地あり。iPod touchやiPadを使えばいいのだろうか。

2011/12/28

一安心

11月の健康診断で言われていた不整脈も心配することなし、と言われ、今日は高かったPSAの再検査。幸い下がっていて、「これならガンではないでしょう」。
自転車は避けるように言われ、どうしたものやら、と検索していたら、こんなアイデアがヒットした。試してみるか。

2011/12/27

今年最後の長野

雪の舞う中、高校まで同窓だった友人のお兄さん(兄の同級生でもある)と、義兄に名前インタビュー。もう一人、同級生を予定していたのだが、あいにく調整がつかず、延期。
名前に対する意識は年代差というか、コホート差が大きそうだ。
夕方、母のところに寄り、疑似おしゃべり。だんだん言うことが聞き取りにくくなっている。

(写真は中央通り、左側が善光寺方面、右は長野駅がすぐ)

2011/12/26

55歳の人生

野島さんの「お別れの会」に参列した。
会場の入口に、彼の論文の抜き刷りや著書が置かれていて、学究生活の軌跡がたどれるようになっている。その業績の多さは、まるで生き急いだような印象を与える。手がけたテーマは幅広いが、数年前から「思い出」の研究に取り組み始めたのは単なる偶然だろうか。
僕が名前を研究しようと思ったのには、いろいろな理由があるが、そのひとつにカウントダウンの年齢に入ったことがある。3.11もある…

午後は長野へ。雪の舞う駅前。見上げると、ビルの電光掲示板には-2℃と表示されている。

2011/12/25

読書欄から

東京新聞の読書欄、今日は「私の3冊」。
読みたいと思わせられた本
韃靼の馬〈小倉紀蔵・亀山郁夫推薦〉
金大中自伝(全2巻)〈小倉紀蔵推薦〉
これはペンです〈長山靖生推薦〉
明るいニヒリズム〈南木佳士推薦〉
あの日からのマンガ〈長谷邦夫推薦〉

このうち、実際に読むのははたして何冊か。

2011/12/24

小々旅行

世田谷野菜を使っているという梅ケ丘のお店でお昼。
前菜で頼んだサラダの鹿肉は、シェフの親戚が兵庫県の山中で射止めたもの。と、黒板に書かれていた。癖のない牛肉のような食感。ドレッシングが合っていた。メインは八丈島の変わった名前の魚。
一つか二つ離れた駅で降りると、意外と非日常な空間(発見)が待っている。しかも、これぐらいの距離だと歩いて行けちゃう。

2011/12/23

Lyndon 2011:Facebookストーカー

元カレ、元カノのFBストーキング:大学生の場合
College Students' Facebook Stalking of Ex-Partners

Amy Lyndon, Jennifer Bonds-Raacke, and Alyssa D. Cratty.
(2011).
Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking. 14(12), 711-716.
Amy Lyndon, Ph.D.,1 Jennifer Bonds-Raacke, Ph.D.,2 and Alyssa D. Cratty, B.A.3

1 Department of Psychology, East Carolina University, Greenville, North Carolina.
2 Department of Psychology, Fort Hays State University, Fort Hays, Kansas.
3 Clinical Mental Health Counseling, Western Carolina University, Cullowhee, North Carolina.

Abstract
There are abundant anecdotes and warnings of inappropriate behaviors on social networking sites, particularly about Facebook. The purpose of the present study was to examine whether individuals obsessively monitor or harass their ex-partners on Facebook (related to general “Facebook stalking”) and, if so, whether those individuals would also engage in cyber obsessional pursuit (COP) and obsessive relational pursuit (ORI), which are categories of cyberstalking and stalking. A total of 411 valid participants answered questions about the ways they communicated with their ex-romantic partners using Facebook, resulting in three factors: Covert Provocation, Public Harassment, and Venting. Each category of Facebook harassment was related to perpetration of COP and ORI. Additionally, participants who engaged in COP were almost six times more likely to also perpetrate ORI. If participants admitted to engaging in some types of stalking behaviors, they did so online, offline, and on Facebook. Implications for social networking site usage and stalking laws are discussed. There is a kernel of truth to the popular term “Facebook stalking.”

要約
SNSとりわけFB周辺にはふんだんな逸話や、不適切行動の兆候が存在する。本研究の目的は、FB上で個人は、元恋人を過度にモニターしたりいやがらせしたりする(一般的な「FBストーキング」との関連で)ようになるのかを検証することにある。もし、そうであれば、こうした人々は過度なサイバー追っかけ(COP)をしたり、過度な復縁(ORI)を迫るようにもなるのか。COPもORIもサイバーストーキングないしストーキングのカテゴリーである。有効回答は411。設問はFBによる元恋人とのコミュニケーション方法。その結果、3因子が抽出された―それとない挑発、公然のいやがらせ、発散。FBでのいやがらせの各カテゴリーはCOPとORIといった悪事と関連が見られた。さらに、COPをした回答者はORIの実行の6倍近くやる傾向も見られた。回答者がいくつかのタイプのストーキング行動をはたらいたことを認めるのであれば、オフライン、オンライン、FBでも同様に実行していた。SNS利用とストーカー法に関する考察を行った。「FBストーキング」という流行語の核には真実が含まれている。

●コメント
オフラインもオンラインもつながっている。FBがストーキングの敷居を下げた可能性はある。ストーキングの出発点による検討もなされているのだろうか。まあ読めばいいのだけど。

2011/12/22

そんなもの

近所の美容院へ行ってきた。
「えー、行ったの。わかんない」と家族。

夜はarcoで、三川の忘年会。

韓国SBSスペシャル

先月収録された場面が、当初の予定通り11日に流れたらしい。準教え子が動画ファイルを送ってきてくれた。

彼女によれば、番組サイトからダウンロードできるのだと言う。これにはびっくり。しかも大きいファイルはNaverのメールではサーバーに保存され、そこに見に行くようになっている。

さて、この番組。タイトルは「甘いログアウト、アナログが飛ぶ」。内容は「スマート・フォンの普及により、少しも携帯電話を手放さない、いわゆるデジタル中毒の人たちの話を扱ったもので、2名のケースを追っていくドキュメンタリー」とのこと。

韓国語のわかる人と一緒に見よう。

2011/12/21

卒業制作/卒業論文発表会

先々週は、卒制/卒論の提出。先週は発表会用のファイル編集。そして、今日は本番。
15人を2時間でという強行スケジュール。一人の持ち時間は4分。スライドは6枚。
以下は、プログラム。

1 制作 今の私ができるまで
2 論文 なぜ2ちゃんねるはネガティブなイメージで語られるのか
3 論文 おひとりさまとパーソナリティの関連
4 論文 体型と友人選択との関連
5 論文 過熱する韓流ブーム
6 論文 大学生の色の好みとパーソナリティの関連性
7 論文 モンスターペアレント問題の解決策
8 論文 プロサッカークラブが行う活動と地域貢献
9 論文 Twitter利用による人間関係の変化
10 論文 日本酒に見る日本の文化
11 論文 日本における映画
12 論文 ウィルコムと恋人関係のケータイ利用
13 制作 演劇研究会のT(自身)へのインタビュー
14 制作 サービス精神で、ライトアップ日本!
15 論文 就職活動にまつわる嘘

できがいいのに発表がいまいちの学生、できはいまいちなのに発表は巧みな学生。がっかりさせられたり、見事な発表に驚かされたり。巧みな学生に共通しているのは、練習をしてきていること。当然ながら発表原稿も持参してきている。卒論そのものを見ながら発表している学生は全滅。うまくいくわけがない。

リサーチツアー

日曜から火曜まで、名前のインタビュー行脚で関西方面に出かけてきた。

初日はイトコさん、二日めはアヤさん、三日めはハクジュンさんとヤスフミさん。大学も、それに合わせて、関西学院、同志社、立命館と回ってきた。行くたびに頭に浮かぶのが、以下の二潮流。

・慶応―同志社―関西学院
・早稲田―立命館―関西

前者は、景観がいい。建物対ビルディングとでも言おうか。あるいは連続対断絶と言ってもいいかもしれない。立て替え工事が終わって、どんなキャンパスになるのか、東経大。これまでの建物は、中も外も設計で成功していない。

この間、金正日が亡くなり、戻ってからは昨日は森田芳光が、今日は野島久雄さんが亡くなった。ああ。

2011/12/16

所変わって

ちょっと遠い老人ホームに引っ越したため、これまで通っていた病院も一新せざるをえなくなった。そのひとつが市民病院だった。今日は、そこで書いてもらった紹介状を手に、ホームに近い総合病院に付き添いで行ってきた。タクシーで、基本料金で行ける距離。

病院によって、こんなにもシステムが違うのかとびっくりすることばかり。患者の呼び出しひとつとっても、番号ではなく個人名。しかも「さん」付け。昔の病院のようでほっとする。

新しく見つけた薬局も、これまでと違う。たとえば、「くすり手帳に貼るシールや薬の説明書、要りますか」と聞いてくれる。これらはいずれも有料なのだという(保険の対象ではある)。これまでと薬の内容は変わらないし、と思い、辞退した。いままで、どちらも無料サービスかと思っていたが、そうではなかった。

2011/12/14

卒論

学務課に寄って、卒論/卒制を受け取った。今年度の提出者は15名。
テーマは百花繚乱。
おひとりさま、ツイッター、2ちゃんねる、Jリーグ、Kポップブーム、モンスターペアレント、色嗜好と性格、体型と対人関係、自己の成長、大学生活の意義、映画産業の今後、震災ボランティア、日本の酒文化、PHSと携帯の使い分け、面接場面の欺瞞。

2011/12/13

最終日

チェックアウト(正午)前に、2カ所足を伸ばして行ってきた。

ひとつは「三民高中」駅。目的地は蘆洲李宅。結局、辿り着けなかったが、思わぬ収穫があった。駅前の市場だ。昔ながらの雰囲気が残っている。品物の種類も、お客さんの数も半端じゃない。そして、それらのお店のすきまに、きらびやかなお寺が埋まっている。迷子になりそうだったので、途中で引き返したのが心残り。

台北の地下鉄の駅名は学校名を冠したものが半数近い。なぜなんだろう。三民高中は三民高級中学(高校)の略。

もうひとつは台北市立総合医院。最寄りの柴山駅から無料シャトルバスが出ている(日本でもやるといい、最近の大病院は郊外にあったりするので)。正面玄関で「彩聲樂団」という視覚障害者のコンサートが開かれていた。初めて聞く曲ばかりだったが、口ずさみたくなるようなものばかり。本当は天母(高級住宅街)のSOGOに行こうと思って下車したのだった。たまたま来たシャトルバスがそれかと思い、乗ったら、終点が病院だったというわけだ。しかし、副産物でいい曲が聴けた。

病院より医院の方がいいような気がしてきた。かえって病気になりそうで。

離陸は16時。再見!

2011/12/12

4日め

今日は中央研究院。郊外にあり、のんびりした環境の中にある。

そこで見せてもらったのが『全国姓名分析』という政府(内政部)の調査報告書。名字、名前に関するとびきり詳細なデータが載っている。類似の報告を、他の国で聞いたことがなく、台湾だけかもしれない。もちろん名前研究者には魅力の一冊。日本でもやればいいのに、ね。

国家書店(政府刊行物センターのようなところ)で販売と書かれていたので、戻ってからさっそく向かったのだが、あいにく品切れ。取り寄せますよと言われたが、いくらなんでも明日というわけにはいかないと言う。ますます垂涎の的に。

町中を歩きながら、不動産屋さんの店頭をのぞくと、分譲で3千万元とか4千万元もする(面積は最低でも100平米)。日本円に換算すると、1億円前後。大卒の初任給は2万元程度(ざっと6万円)。あまりにもギャップがありすぎる。

ところで、今日も雨だった。明日は青空が拝めるだろうか。

2011/12/11

3日め

公館駅は構内から若者でごった返していた。台湾は高齢率が1割を超えているが、ここは別格なのだろうか。

彼らのあとを追うように、地上に出ると、すぐ台湾大学の正門が目に入った。門も小さいし、そんなに広くないのかなと思いきや、斜めに進むと、いきなり、メインストリートが飛び込んできた。大王椰子の広大な並木道だ。その真正面のはるか遠くに図書館が見える。正面が図書館というのはいい配置だ。あそこまで何キロあるのだろう。

15分ほど歩いてようやく着いた。館内入口の左脇では謝豐舟先生(医学部)の回顧展が開催中だった。室内は、65歳で定年になった彼の公私がたっぷり紹介されている。入口で彼の業績ネットワーク(意味ネットワークのような図)を撮影していたら、関心があると思われたのか、ご本人を紹介されてしまった。説明は気さくな感じでわかりやすかった。彼は家が代々、医学部教授というエリート中のエリート。広島に行ったことがあり、そのスケッチも展示されていた。

館内の奥で開かれていた「形與力/形態的多様性」も覗いてきた(本当はこちらを見るつもりで行ったのだった)。東大の総合研究博物館が共催している。解説もシンプルでわかりやすい。

帰りは、校史館を見学。どこから来てどこへ行くのか。歴史は大事だ。学外者と同時に卒業生にも来てほしいとの趣旨で6年前に作られている。館内の一角に「口述歴史DIY」というブースが置かれている。目の前にビデオカメラとスクリーン、キーボード。背後に椰子の並木道の写真。スイッチを入れると録画が始まり、記録はアーカイブされていく仕組みで、上映もされている。いいアイデアだね。

(写真は、構内にあるファストフード屋さん)

2011/12/10

2日め

MRT(地下鉄)で、50歳ぐらいの男性に座席を譲られた。
台北駅の食堂街で、空きテーブルを探していたら、60歳ぐらいの女性が、脇のテーブルにいた人に、「それ荷物?だったら空けてやってえ」と声をかけてくれ、座れた。彼女は日本語が少しでき、「スペイン語ならペラペラなのに」と(言われてもね)。
そのほかにも、いろいろと好意を受けた一日だった。

2011/12/09

台北1日め

松山空港は市内から近い。歩いても行ける距離だ。が、今回は雨模様の中をタクシーで行った(120元)。夜、誠品書店信義店へ行くため、市政府駅まで移動した。統一阪急では、日本の中国地方の物産展が開催中で、おたふくソースのコーナーの前が一番混んでいた。お好み焼きの試食の列だ。書店は、その隣。3階に行くと、社会学のコーナーがあって、社会心理学の本も並んでいた。教科書以外では余暇心理学が数冊並んでいる。日本の本も雑誌ともども充実している。価格は正価の1.2倍程度。びっくりしたのは料理本コーナーの真ん中にクッキングスタジオがあり、そこで、著者らしき人が本の宣伝も兼ねているのだろう。料理教室をやっていたことだ。作ったものはそこで配られ、ボクもお相伴に預かった。おいしいドレッシングの野菜サラダだ。6階のレストランは落ち着いた空間になっている。それを尻目に、夕食は地階のフードコート。ごった返す中で、野菜たっぷりご飯をとった。

2011/12/08

共感能力

今日のお昼は、柄にもなく、ハンバーグプレート。
このお店、3階にある。階段であがる。その幅の狭い階段は螺旋状、しかも屋外にある。非常階段風といえばわかりやすいかもしれない。
夜になると、ここはバーに変身する。
酔った状態で、この階段を下りるのは不可能に近いと思うから、あまり飲めないのではないだろうか。お店としては売り上げにひびくはず。
まあ、飲まない人があれこれ心配しても仕方ないね。

2011/12/07

卒論週間

今週は、卒論/卒制の提出ウィーク(5日から9日まで)。
来週は、3年生の卒論/卒制のエントリーウィーク。テーマを書いた用紙を手に希望指導教員にアタック。用紙に押印してもらい、学務課に提出する。
今年の卒論/卒制は14名。21日12時半から2時間、学習センターで発表会。参加・出入りは自由。

2011/12/06

気分だけ停年

水曜以外は自分の仕事。定年後の生活をシミュレーションしているようだ。収入があることを除いての話だけど。

上野さんたちの『名前と社会:名づけの家族史』を読了(中身が重厚)。

アマゾンで検索すると、手元にあるのは古い版だった。ページ数の多い新装版(リンク先は新装版)が出ている。気になって、版元に問い合わせると、すぐには新旧の違いがわからないとのことで、その場は終わった。夜になって電話があり、「図書館で確かめてきました。内容は同じですね。ページ数が多いのはカウントの仕方が違うからでしょう」。先日の話だ。早稲田の図書館に行ったのだろうか。違わないことでは安心したが、12年前の本だったので、追補があればいいなという期待もあった。この本は名前研究の基本書。生涯1つだけ、構成要素は名字と名前だけ、という日本の命名文化は管理しやすさの極み。

2011/12/01

近所散策

平日にもかかわらず、今日は家族全員が在宅。
検査が早く終わったので、お昼を隣駅の近くにある地産地消のレストランで一緒に取ることができた。少しだが期待していたお店だ。席は埋まっているし、まあまあかなと思って入ったのだが、全体に量が少なく、肝腎の(地産地消の)野菜も少ない。はずれだった。客席と対照的に、活気のない厨房も気になった。
帰り、「こけし」で口直し。長屋のリノベーションは落ち着く。しばし、まったり。
帰り道では、「経堂五丁目特別保護区」を発見。開放は期間限定で、あいにく今日は入れなかったため、金網越しに鑑賞。この一帯は緑も多く、ぶらぶらするのにもってこいだ。
夕方、近くまで来たとのことで、弟が野菜を持ってきてくれた。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...