2012/07/31

自宅三昧

今日は家で仕事。

①オープンキャンパスのスライド作り(作らないつもりでいたのに、あーあ)。本編22枚。おまけのミニ講義は「世辞の効用」に変更。こちらは8枚。

②集中講義の教材作り(論文の抄訳)


今日読んだ本。
①できたばかりの大学院販促冊子『大学院で学ぶコミュニケーション学』(新書判、174ページ)。
ボクの文章はこちら。半生記を書いた人も多く、初めて知ることも多い。えッ、あの人が。話のきっかけもたくさんできた。共通の知り合いがいることもわかった。内部の交流にも役立ちそうだ。次回書く機会があれば、ボクも半生記にしよう。
著者の橋本武さんは、灘高の元先生。満100歳の記念出版というから驚き。先生から何を教わったか思い出せる授業を目指して、『銀の匙』を一字一句調べながら読み進む。だから、読み終えるのに3年。
「勉強は長い人生を生きていくための基礎力をつけるためにある」。
何とまあ、中年以後の趣味が半端じゃない。郷土玩具収集、蛙グッズ収集、社交ダンス(しかもサークルの会長)、宝塚歌劇、おしゃれ(アロハシャツ)。
随所にあるガリ版文字がいい。
「しばらくは死んでいるひまなどない、というのが今の心境です」。
まいった。

夕食の材料を買いにいこう。今日は、昨日、学生たちと食べた手巻きちらし寿司を再現すべく、手巻き機能付きばら酢し。

と書き終わったところに、大学広報課から連絡。今度の学部説明会を録画するので、覚悟せよとのこと。さて何を着よう。



2012/07/29

国家の矢印

昨日に続き、よく歩いた。

夕方から、国会大包囲

人流制御は国会議事堂前駅から始まり(官邸付近の出口を封鎖)、国会議事堂正門に近づくほど、厳しくなっていく。

その一環が矢印に寄る案内。交差点で、看板を手にした警官がスピーカーで迂回を指示している。

「立ち止まらず、矢印の方向にお進みください」。言葉は「やさしい」。

撮影していると、 赤い矢印の部分を剥いで、方向を変えた。その裏まで確かめていないが、マグネットか、マジックテープか。

国家の可変矢印。あの方向も変えたいものだ。
さて、行きの電車で、赤川次郎の「ベートーヴェンを聴く夜」を読んだ。東電、菅、野田の話も出てくる。で、なぜ彼はベートーヴェンを聴くのか。


前へ進むエネルギーに「人間の気高さ」を確かめたいから。
(だから、引用者)ベートーヴェンを聴く夜は、なおしばらく続きそうである。

彼の行った、あるコンサートで、クラシックファンを自称する小泉首相(当時)が入ってきた。すると、場内から拍手ではなく、ブーイングが起こったという(報じられていないだろうなあ)。そのときの彼の感想。


「この国も捨てたもんじゃない」と。同時に「こういう意思表示をするする人がいることは新鮮な驚きでもあった」。


エッセイには、もちろん、猫の話も出てくる。

『図書』7月号では、小池昌代の「沃川(オクチョン)へ」もいい。

2012/07/28

にわか軍国高齢者

からすさんと、ふらふら横須賀ツアー。

品川から京急。快速特急は金沢八景を通過し、50分ほどで横須賀中央駅に到着した。

炎天だが、風があり、救われる。しかしときどき風が強まり、そのたびに日傘を畳まねばならない。ひたすら日陰を探した。

基地正門前で、「米軍出ていけ」とつぶやいているのが上の写真。

さすがの暑さに、かき氷屋さんへ。お店は中も外も、うん十年前。

今シーズン初のかき氷は氷あずきにした(450円)。食べながら、さっそく商店インタビュー。創業をたずねると、「三笠のときだから、ざっと50年だね」。最初、わからなかったが、三笠とは軍艦三笠のこと。いまは近くの三笠公園にある。その三笠の公開が始まったのが1961年。

三笠がふりかえる基準になっている。

横須賀は米軍基地の街。英語の看板も多いし、アメリカ人の姿も多い。海上自衛隊員にもよく会う。しかし、沖縄とはぜんぜん雰囲気が違う。親基地なのだ。反対運動を思わせるものも皆無。三笠公園には東郷元帥像はじめ、砲弾や海軍碑など、軍関係がもりだくさん。横須賀の雰囲気はサンディエゴに近い。



2012/07/27

浮世離れ

ききみみやさんのブログから
炎天下、松竹大谷図書館に寄った。図書館の入っている松竹スクエアビルの1階は吹き抜けの大きな階段がある。遠目には宝塚劇場の大階段に見える。涼むには格好の場所だ。

図書館は、このビルの3階にある。入口のロッカーに鞄を預け、入ると、定員が10名ほどのこじんまりした閲覧室。

キネマ旬報のバックナンバー(1959年)を出してもらった。出てきたのは、前後がボール紙で挟まれた状態のもの。1冊1冊、手作り。保存状態もいい。

館内の雰囲気も受け付けの女性も、流れる時間も浮世離れしている。古い資料は遡及入力されていないため、カード目録で探すようになっている。木製の、そのカードボックスも昔の図書館をほうふつとさせる。いい感じだ。

2012/07/25

アロハシャツ

PAIKAJIのアロハシャツを買いに、伊勢丹の大沖縄展

そのPAIKAJIの隣に変わったアロハシャツを扱っているお店があった。店名はHabuBox。聞けば、社長がデザインしたという。前面が白と黒の水墨画のような潔いデザイン。脇にポケットが付いているのも変わっている。まあいいかと、家並模様を購入。


研究室でそれに着替え、夕方からの非常勤講師懇談会に参加(左の写真)。無地のシャツで家を出たのだが、これに替えたら気分は沖縄。


同僚の研究室にはいつもアロハシャツが数点かかっている。服で気分管理しているのかな。

物産展は初日だったことも手伝って、ゴッタ返していた。男性が珍しいのだろう、BS系の取材を受けてしまった。平日の午前中だからね。

2012/07/24

もうじき夏休み

授業は昨日で終わり、今日は補講日。明日から定期試験。
前期は時間の感覚がなく、ふわっとしたまま、いつの間にか終わったという感じだけが残っている。先が見通せないというか。


2012/07/21

「自分の名前、好きですか?」

貫井康徳 2012「自分の名前、好きですか?」
マイナビニュース、2012年7月21日
http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/07/post_2011.html

以下、転載です。

唐突ですが、みなさんは自分の名前は好きですか? 私は名前が康徳(やすのり)なので、小さいころはよく味付けノリだのいろいろとからかわれ、それが原因でしばらく自分の名前が嫌いでした。名前の意味などをちゃんと理解したいまでは好きだと言えるのですが、さて読者のみなさんはどうなのでしょうか? アンケートで自分の名前が好きか嫌いか聞いてみました。

調査期間:2012/4/3~2012/4/7
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 1000件(ウェブログイン式)

Q.自分の名前は好きですか?
はい……689人(68.9%)
いいえ……311人(31.1%)

約7割の読者が自分の名前が好きだと回答。続いて「自分の名前が好き」と答えた読者に理由を聞いてみました。

●父がつけてくれた名前で、読み方は普通だけど漢字で書くと珍しいので、オリジナリティーを感じられてイイ!(31歳/女性)
 見慣れない漢字だと一目置いちゃいますしね! 

●あまりいないし読みづらいので昔は好きではなかったけど、今は、そんな名前が悪くないなと思う(33歳/女性)
子供のころは嫌いだったけど、大人になってからあらためて自分の名前を好きになった、という人多いですよね。

●好きな偉人と同じ名前なので、単純に気に入っている(34歳/男性)
好きな人物と一緒なのはうらやましいです!

●昔は嫌いだったが、中学の時、かわいい名前だと好きな人に言ってもらい、好きになった(22歳/女性)
好きな人に褒めてもらうと考え方が変わりますよね。ハートフルなお話ですねぇ。 

●ごく普通の名前ではあるが、意外と同名の人に出会わないため「自分だけの名前」感が強く愛着があるので(28歳/女性)
独占といいますか、優越感があると気持ちいいものです。 

いただいた理由の大半は「親や家族がつけてくれた名前だから」というものでした。次に多かったのが「特徴的」という理由。このふたつが特に多かったです。 今度は「自分の名前が嫌い」という読者に理由を聞きました。 

●画数が多いので書くときに面倒くさい(24歳/女性)
 フルネームで60画とかそういうのは厳しいですね……。 

●洋風な名前なので、年を取ったら違和感がありそうだから(27歳/女性)
最近のはやりのキラキラした名前も年配になったら浮きそうですし……、ちょっと心配です。

●フルネームで読むとダジャレみたいな名前になってしまうのでイヤです(38歳/女性)
どんな名前なのか気になりますね……。岡恵理(おかえり)さんとかそういう感じなのでしょうか(笑)。

●あまりにも普遍的な名前なので……(34歳/女性)
奇抜すぎるのもダメですが、普通過ぎるのもダメなようです。

●漢字で一文字、読みで二音の名前なので、もう少し長い名前が良かった(40歳/男性)
 あまりに短い名前なのもしっくりこないですね。 

「嫌い」な理由では「難しすぎる」「よくある名前」というのが主な意見でした。 最後に、どんな名前になりたかったのか聞いてみました。 

●名前に子がついて古臭いので、できれば最後に子がつかない名前になりたかったです(24歳/女性)
同じ理由を多数いただきました。○○子という名前は古い名前という印象があるようですね。

●信玄や謙信みたいな、戦国武将の名前になりたかった(33歳/男性)
 やっぱり武将の名前はあこがれますよね。特に上記の信玄と謙信は人気が高いです! 

●漢字の読みでよく間違われるので、同じ名前でいいからもっと読みやすい漢字がよかった(29歳/女性)
 これもよくありますね。ただ今度はシンプルなのでイヤというのも出てきそうで……(笑)。 

●誰が見ても読める名前。もしくは漢字ひと文字や読み仮名ふた文字のものが良かった。桜、美緒など(30歳/女性)
 ほかの女性読者からも雅や雫など漢字ひと文字の名前がいいとの回答がありました。 

●慎太郎や慎二のようながつく名前がよかったです(32歳/男性)
 何人もの男性読者から同じ意見をいただきました。これはという漢字に注目かもしれません。 

自分の名前が好きという読者の方が圧倒的に多いことがわかった今回のアンケート。私と同じように、昔はイヤだったけど、大人になって好きになったという読者も多かったので、それが数字に表れたということですね。ほかにも由来などを知って好きになったという回答もありましたので、もし「自分の名前の由来がわからない」という人は一度調べてみてはどうですか? 自分の名前が嫌いな人はもしかしたら好きになるかもしれませんし、すでに好きな人はもっと好きになれるかもしれませんよ! 

今日は父母の会。

2012/07/20

長野県観光が変わりそう

季刊信州」の巻頭インタビューが原田泰治さん(72歳)。今夏、長野県観光の媒体をトータルデザインすることになった。以下は抜粋の抜粋(全文は上記のタイトルで)。

今後の仕事?
合併前の長野県121市町村の風景を描き尽くすことが着陸地点だと思っています。急がなければと思います。お年寄りが亡くなって、昔ながらの家が取り壊され、全国どこにでもあるハウスメーカーの家が建つ。

心惹かれる風景は?
観光的でない、集落の人々が守ってきた祭りです。

素材となる風景はどうやって探す?
ーその土地らしさは子どもに表れます。同じ小学1年生でも、黄色い帽子かヘルメットか。おばあちゃんなら生年月日も聞いてきます。僕の絵は正確な記録でもあるわけです。

長野県観光の刊行物をトータルデザインするにあたって
ーポスターでも何でもバラバラ。大切なのは一貫したデザインポリシー。誰がどこで見ても長野県のポスターだと響くものを目指しています。今は他県との違いがわかりません。まずはロゴを作ります。長野県のためにやりますよ。

楽しみだ。

2012/07/19

防災訓練

夕方、直下型地震を想定した防災避難訓練があった。

17時50分、地震発生の放送が流れた。全員、会館前の広場に集まるように、と。集まるまでのようす、ここにはとうてい書けない。

さて、一通り講評が終わってから、参加者に賞味期限間近のアルファ米が配られた。わかめごはんだ。学生たちも2つとか3つ持って帰った。袋には、一食分363キロカロリー、スプーン付きと書かれている。練習しておこう。


Amazonのカスタマーレビューを読むと、けっこうおいしいようだ。


次回は消火訓練もやるらしい。

2012/07/18

会議脳

今日は会議が3つ。学生の報告会、来年度のゼミ合宿の下打ち合わせも含めると、5つ。
片岡義男は、行き交う言葉の偏狭さで職場を3ヶ月か半年で辞めているが、ボクも少し似た経験をしていることに気づいた。
1日に占める会議の割合が増えるにつれ、会議に慣れ始めている。会議特有の発言行動の獲得と言ってもいい。そうすると、会議で行き交う言葉には一定のレパートリーがあることがわかってきた。録音して、テキストマイニングすれば、一定の傾向が抽出されるはず。語彙だけ見ても、あっ、これは会議場面だなと高い確率であたるのではないだろうか。
言語行動は脳の回路を作る。

せいぜい、会議以外のコミュニケーション時間を増やすことぐらいしか対策はないけど。
いまのポストを降りる前には言語リハビリも必要になりそうだ。

2012/07/17

もうじき夏休み

火曜の授業は今日でお終い。
卒制・卒論ゼミでは、たった一人のインタビューでもいいんだよと鼓舞し(誰一人として、社会的産物でないものはいないのだから、と熱く語った)、各自、夏休みの課題を語ってもらった。そして、量的調査でも質的調査でも、いい意味でどちらも主観的(学生も好きだし、ボクも好きな「一期一会」ということばで熱く締めくくった)。
4時間めはゼミ。文献検索と合宿の打ち合わせ。前期の予定をこなせなかったので、ネットで補足しよう。

2012/07/16

国分寺から渋谷

前期も終了間近、と思わせるのがコピー機前の行列。見かけたときは長蛇の列だったのだが、いざ撮影しようと思ったら短くなっていた。残念。3限が近かったのだろう。

さて明日、火曜日から最終週に入る。明日のゼミは文献検索。夏休みの課題図書、論文を見つけてもらうためだ。

夕方は代々木公園。渋谷駅から向かったのだが、既に長蛇のデモ(パレードと言うのかな?)。それでも会場に着くと、今回は組織単位の参加が多く、あちこちに幟とともに人の群れ。

宮城県教組の旗があったので、先日の報告書の件で、勝手に挨拶w。世田谷の旗もあった。ふと見ると、その中に知った顔。子供がお世話になった人だ。聞けば、いま保育園の園長先生をしているという。都では園長先生は係長扱い。だから組合にも入れる。その分、動きやすいのかもしれないが、冷遇とも言える。再会は実に十数年ぶり。さらに、向こうにも知った顔。こちらは十年ぶりぐらいだろうか。この人も子供がお世話になった人だ。

旗のおかげで実現した再会。家に帰ってから家族に報告したのは言うまでもない。

2012/07/15

第1回オープンキャンパス


朝から蒸し暑かったが、青空が広がる好天。

近隣でも今日がオープンキャンパスという大学は多く、それを考慮しても、感触としてはまずまずの出足(主催者発表!?)。実際、学部相談コーナーは予定していた時間をすぎても開いていたほどだ(上の写真)。


苦手だけど、英語はできるようになりたい。そういう覚悟のできている受験生には、駄洒落が返せれば大丈夫!と、実践的かつ固有的アドバイス。将来、編集の仕事に付きたいという人には、書くことはどんな仕事でも大事だから、書くスキルを身につけることを目標に勉強したら、と奨めたり。

学部説明会で学部ブログを紹介。URLをメモする姿も見られ、ちょっとホッとした。ミニ講義では、善光寺のびんずるさんと大円寺の薬師如来、福岡市の縁切地蔵尊を三大仏像として紹介。

3つめの行事は体験授業。講師の柴内さんが、撮影中の私に言及したため、「参加者、あっと振り向く」の図が真ん中の写真。終了間際は、こっそり侵入して撮影(下の写真)。


こんな具合で無事終わった。

2012/07/14

明日のスライドが完成した

蒸すけど、明日は今シーズン最初の東経大オープンキャンパス。


さて、左は表紙と最後だけの予告ですが、明日使うスライド(本当の紙芝居でやろうかと思ったが、今回は断念)。


ボクの出番は11:00からの学部説明会(50分間)。会場は5号館(新しい建物)2階E201。スライドは最後の5分間で使うもの。

そのあとの体験授業には、柴内康文さんが登場します。
12:10~13:00(同じく5号館2階E201)
「人間関係とメディア」
人間関係が大事だ、と言われますが、どう大事なのでしょう。また最近は人間関係を支えるメディアも多く利用されますが、どんな影響があるのでしょう。学問的に考えます。

2012/07/13

今日の食事

母のいる老人ホームの今日のメニューが食堂のホワイトボードに書かれていた。
一見おいしそうだし、バランスも取れているのだが、それぞれの量が少なく、見ただけでは、おかずの区別がつかない。
もう少しボリュームがあると、ボクにも理想的なメニューだ。
母は、とろみを付けて食べているのだが、食べ終えるまでに時間がかかるようになっている。

2012/07/12

タクシー生誕百周年

タクシーが日本に表れて100周年とか。

長野駅前のタクシー乗り場(上写真)に、関連したのぼりがあるかと思うと、客には記念のティッシュをくれる。

いまやスマホでも予約できるようになっていて、好評らしい。GPS機能を使って、提携会社のタクシーを今いる場所まで簡単に呼ぶことができる。


最近タクシーを使う機会が増えた。母の送迎だ。車椅子対応の介護タクシーは助かる。運転手も年配の人であることが多く、その気配りと言ったら、ほとんど親戚のおじさん、おばさん風。


タクシー、もう少し安くすると、利用者も増えると思うんだけど。その結果、自家用車を持つ人が減るかもしれない。それにしても、韓国も台湾もタクシー代は安い。


今日、熊本と大分は「これまで経験したことのないような大雨」。映像を見ていると、反乱ぶりは津波のようだ。

2012/07/11

「岩手県」に寄る

ものを捨てられる人と捨てられない人(この言い方が既にイデオロギー的だね)を研究する研究会の帰り、東銀座に回って、いわて銀河プラザに寄った。
にぎわっている店内を見ると、なんとなくほっとする。
入口付近で三陸海宝漬を売っている。その隣で、ゴーヤを売っているではないか。
えっ、と思って、覗き込んだら、一本どうですか、と言われてしまった。80円と書かれている。
イボイボだらけの外見といい、色つやといい、そして大きさも、ゴーヤに瓜二つなのだが、それでもキュウリなのだという。
家に帰って輪切りにしたら、中の種のある部分が円ではなく、矩形だった。ふしぎなキュウリだ。味はふつうだが、切る前も切った後もインパクトがある。
キュウリの名前が思い出せない。

2012/07/10

コミュニケーションは受け手に

先週のゼミで出た質問に、ゲストのMさんから追加の回答が届いた。
どうすればモチベーションをあげられるかという質問に対する答えだ。とてもていねいな文面で、ご自身の経験にもふれられている。
それを今日のゼミでみんなに紹介した。最後に、その回答を印字した紙を、質問した本人に手渡したのだが、特にうれしそうな感じでもない。
質問も含め、言う側の気持ちはそんなものなのかもしれない。言葉は得てして言われた側の方がよく覚えている。ほめ言葉も、いやみも、そして質問も。

2012/07/09

『教職員がつづる東日本大震災』

宮城県教職員組合の作った報告書。第1集が最初に出、その後、第2集が刊行されている。


内容は、
当日のようすから、その後のようす。
当時、作った学級通信。
子供たちの作文。
被災前後の写真。
もりだくさんの内容だ。

驚いたのは、こんなさなか、定期人事異動が発令されていること。慣れない学校で、慣れない仕事。遅らせてもよかったのではないだろうか。学校は集団避難場所になっていることもあり、先生たちは学校と避難場所両方の管理を担っていた。

実費以下で頒布中(2冊買っても1200円、送料も負担してくれる)。
問い合わせは022-234-0141か、miyakyoso@mtu.or.jp。


2012/07/08

牛乳集合


あれ以来、関東以外の牛乳が並ぶようになった。


2ヶ月ほど前から見かけるようになったのが、島根県の「木次パスチャライズ牛乳」。大昔、広島に行ったとき、飲む機会があり、おいしかったので、東京で買えるのはうれしい。


先日はひまわり牛乳も売られていた。


そして、最近見かけるようになったのが「函館牛乳」。初めて見る牛乳だ。まだ飲んでないので、味は書けない。


どちらもパッケージの雰囲気がレトロ風。

2012/07/07

大学院の懇談会

午後から、大学院コミュニケーション学研究科の懇談会。
内容は、院生からの要望や意見交換。大半が中国からの留学生。院生たちはみな優秀で、学部の専攻が異なっていても、理解が早い。要望は特に出なかったが、中国では演習形式の授業は少なく、最初は発表することにとまどったという。

終了後は学食で懇親会(左の写真)。出席者は修士の学生5名、教員(非常勤講師の人も3名かけつけてくれた。内訳は、今回初めて知ったのだがttmユーザーでもある人、『』の編集長、翻弄中?の大学の先生)。
編集長の講義は府中刑務所の見学付きで知られていたが(数年前、ドキドキしながら、ボクも参加させてもらった)、中まで見せてくれる刑務所は減りつつあるという。今年度は受講者が少ないので、毎週、出版社巡りとか。ボクも付いて行きたい。

2012/07/06

静かな街を考えるかい?


静かな街を考える会」の会合で、夕方、ナカジマオフィスへ。きっかけは、東京新聞に載ったボクの投稿をディーガンさんが発見したことから。

会合の前半は自己紹介(初参加者はボクだけ)。
個人個人の活動や経験を聞いていると、みな奇人変人(ただし、ボクをのぞくw)。
参加者の職業は医師、フリーランスのライター、主婦、大学教員、放送関係者、翻訳家……。
主な話題は、アドカー、あのままでいいのか。視覚障害者用の鳥のさえずり。ドイツもイギリスもうるさくなっている(ドイツの電車でも、開く扉の側を言うようになったとか)。何か言うと、クレーマーと思われてつらい(これは帰属理論で説明できるね)。

後半は、各自の持ち寄った食材でホームパーティ。平均年齢が高いこともあって、ヘルシー。

会自体は、あまり大声を出さないで進行した(ただし、これは会の趣旨というよりも、上下左右からクレームが来ないように)。

2012/07/05

好きな人

東京新聞「紙のつぶて」で、山崎ナオコーラさんの連載が始まった。
冒頭の一句。「生きていると、好きな人がどんどん増えていく」。
で、「これから毎週、好きな人のことを書いていきたい」。初回の好きな人は熊谷守一さん(ネコの絵がいい)。
左は彼女の好きな「日輪」。

芸術は本来作品に向かうはずだが、どうしても「作家像を得ようとしてしまう」。
人間に関心が向かうのはわたしも同感だ。

◎おまけ
 所属学部の広報ブログを始めた。オープンキャンパスも近づいて来たし、一人でも多くの人に知ってもらいたくて。

2012/07/04

暑い一日だった

個人用コピーカードが見つからない。困った。昨日まであったのに。心当たりを探しても見つからない。
仕方なく、学務課のやさしそうな人に連絡した。再発行はこちらではなく、研究課ですよ、と担当者の名前まで教えてくれた。で、教えられたTさんに電話。
担当はNさんに替わったらしい。で、Nさん。
300円の手数料がかかるけどいいかい。もし前のが見つかっても、返金しないけどいいかい、と念を押された。もちろん頼むしかない。
しばらくすると、カードができたので取りに来てくださいとの電話。
受け取ってから、いったん研究室に戻り、コピーしようと思って本を取ると、その間から出て来た。あれほど探したのに。
発見!の一報を伝えるべく、担当者に電話すると、「今なら返金しますよ」とありがたいお言葉。帰りにビールが買える。


2012/07/03

ゲスト講義

今日のゼミ(カワセミ)はゲスト講義。
講師は、NHKのMさん。
仕事で困っていること、悩んでいることを中心に話してもらうつもりでお願いした(女性として、管理職として、放送業界の一員として)。
ところが、いざふたが開くと、話は予想外の範囲まで広がり、いわば自分史のような展開になった(母親として、50代として)。等身大の話とくれば、学生たちも聞き入るしかない。おかげで質問も多く(仕事と家庭の両立、モチベーション(最近の学生の関心事)の維持、仕事のストレス、学生時代に悩んでいたこと)、時間も少しオーバーした。
(いい意味で)ふっきれたMさんの姿を見た。いい年の取り方をしている。見習わなくちゃ。
今年度、もう1回ゲスト講義を予定している。いのちの電話のスタッフだ。

2012/07/02

都営バス巧者?

渋谷から都営バスに乗った。
車内アナウンスが今日もすごい。
次の停留所名、最寄りのお店の広告、警察からの案内(振り込め詐欺の警告など)、都バスからのお願い(バス停での禁煙など)といった一連の自動放送がえんえん続く。停車ボタンを押すと、それらに以下の2つが続く。
「次止まります」「バスが止まってから席をお立ちください」。

それを知っているらしい、前席のおじいさん。バス停がかなり近づいてから停車ボタンを押した(きっと乗客がいることを知っていたのだろう。前方を見ていたから)。すると、自動放送が始まる間もなく、ドアが開き、結果として、流れない。その分、静かだ。

2012/07/01

『生きている 生きてゆく』

12ページから。

名前は竹子。
最初は嫌だったけど、すくすく健康で今までこれた。(60代・女)

56ページから。

〈略〉
私はね、かつこっていうの。
男にもかつようにね。
〈略〉。(女)

生きている 生きてゆく』から。
電子書籍(英訳付き)

ふしぎふしぎ

今日は、静岡駅前の会場で、地区の保護者会。

前夕、「道の駅」風コーナーを求めて、駅前の松坂屋に行くが、らしきものはあるのだが、品数が少なく、買い物断念。夕食はお寿司。


泊まった駅近ホテル。悪くはないのだが、ふしぎな感じが漂っていて工事途中のよう。これからまだ備品が入るといった感じなのだ。その割にはよく眠れたのがふしぎだ。


朝から雨模様。で駅前まで地下通路を利用。途中、ちびまる子ちゃんの広告がたくさんあり、静岡らしさを醸し出しているが、よく見ると、「広告主を募集しています!」。埋め草だった。蛍光灯が光っているだけの場所もある。宣伝効果のない場所なのか、不景気なのか。はてさて。


会場のホテルは駅の反対側の南口。駅舎を出ると、目の前は2階部分の連絡通路で覆われている。言いようのない、不思議な駅前光景。


懇親会も終わり、改札に向かうと、途中で大学の広告を発見。少々色あせている。かなり前から掲示しているふうだった。近くにはS大学とか、都内のいくつかの大学が宣伝中。首都圏に近い地方駅の典型的風景なのかもしれない。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...