2013/04/30

「地震と独身」

今日は、卒論ゼミ、ゼミ、修論指導。ゼミでは、3人から成るグループでインタビューの練習をした。見ると、どのグループも女2、男1。今年のゼミは女性が多い。

酒井順子さんが「小説新潮」で、独身者の被災がテーマのインタビュー記事を連載しているというので、第1回が載っている昨年の10月号を借り出した。ゼミの教材に使えるかもしれない、と。

自宅にいた彼女は、14時46分18秒、テレビを見ていた。ボクは当時、構内の庭に避難していて、その後も不思議とテレビは見なかった。見たのは新聞だけ。

それ以前から、ふだん見るのは、家族と一緒に見る「鶴瓶の家族に乾杯」ぐらいだった。それでも、あの災害だったら見てもいいのに、見なかったのは見たくなかったからなのかもしれない。といまごろになって思い出した。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...