2014/09/30

ビッグイシュー

韓国の大学。
セウォル号 沈没による犠牲者へ哀悼で中止になっていた学園祭が9月に入って、あちこちの大学で行なわれているようだ。
培材大学も梨花女子大も行ったときは、学園祭の真っ最中。
梨花女子大では、BIGISSUEの販売テントが出ていた。なるほど、こういうやり方があった。
東経大でも実現すればいいなと思いつつ、買った
1冊5,000ウォン。ざっと550円。
販売員の人から「ありがとうございます」と日本語で返された。


調べたら、いくつかの大学でやっていますね。ビッグイシューの出張販売。
鹿児島大学、西九州大学、西南学院大学、宇都宮大学。

2014/09/29

授業開始

2回目の月曜授業。明日火曜日は初回授業。
週単位のスケジュールではないので、いちいち確認しないと何回目の授業なのかがわからない。ややこしや。

さて月曜は大学院の授業。秋入学の交換留学生が3名加わり、1名抜け、結局、受講者は5名。うち4名は中国からの留学生。ドラマやアイドルへの関心が強い。今日はそれらを念頭においての文献検索。

☆おまけ
scriptaでの連載「お隣りのイスラーム」で、ウイグルレストラン「シルクロード・タリム」が紹介されている。タリムとは同国内を流れる最長の川の名前であり、タリム川は「母なる川」とも呼ばれる。

2014/09/28

「人」か「名」か

今日の東京新聞。
日曜版コラム「おじさん図鑑」で飛鳥圭介さんが名前に言及。

その中で、冲方丁(うぶかたとう)さんの発言を紹介している。

人を数える際の「名」は名前の「名」である。

事故や災害、戦争などで亡くなった人はみな名前がある。「人」ではなく「名」がいいのでは、というのが飛鳥さんの主張。

☆おまけ
 英語の影響だろうが、3つ以上(A, B, and C)を並列するとき、A、BやCという表現を見かけるが、日本語としては、AやB、Cの方が自然なのでは、と言われたことがある。

2014/09/27

地鶏は変換ミス

今回の韓国研修で、記憶に残っているものに「自撮り棒」(と言うらしい)がある。
観光客のいるところでは、まず見かける。
形状はスマホを先端に取り付けた指示棒のよう。
恋人、夫婦、女性友人同士で、上から見下ろすようにして撮影。
手元は写さないのがコツなのだろう。
シャッターはどうするのかと思ったら、Bluetooth経由らしい。
旅先でシャッターを押してあげる機会が減るw

2014/09/26

もうじき命日

10/5は、スティーブ・ジョブズの命日。
2011年、56歳で亡くなった。

ちくま評伝シリーズ 〈ポルトレ〉 スティーブ・ジョブズ』を読んだ。
有名な言葉やエピソードが一気に味わえる。

市場調査をしない理由を訊かれたときのスティーブの答え。

「ヘンリー・フォードは確かこう言っていた。「もし顧客に何がほしいかなんて聞いていたら、きっと彼らはこう答えただろう。もっと速い馬!」ってね」。

巻末エッセイで、前刀禎明(さきとう・よしあき)は書いている。

スティーブがアップルに復帰した199年。アップルがThink differentキャンペーンを行った。Think different
これを彼はこう訳してみせる。「自分らしくあれ」。

スティーブと一緒に働いた彼であればこそ、か。

さてボクが初めてMacを買ったのは1987年(Macintosh Plusという機種で、当時はCanonが扱っていた)。

1986年、初めて自分で買ったコンピュータでもあるNECのPC9801UV2はキーボード入力(本体31万8000円)。マウスも一応付いていたが、おまけ程度。マウスが欠かせないMacはコンピュータに見えなかった。仕事はPC98。MacはMacを使うこと自体が目的化していた。西海岸の文化に接しているような気持ちを味わいたかったかのもしれない。

デザインの発想も大違い。パーツを組み合わせた感の漂うPC98。コードの色もバラバラ。オーディオ機器に似ている。かたやMacは文房具のよう。無骨感がない。当時は、PC98のようにメインで使える日が待ち遠しかった。

2014/09/25

ご恵贈

松村・三浦さんから『人文・社会科学のためのテキストマイニング[改訂新版]』、櫻井さんから『考古学とポピュラー・カルチャー』を頂戴した。

前者は、フリーのテキストマイニングソフトTTMの指南書(厳密には、テキストマイニングの前処理)。TTMには、Windows用とMac用がある。使い方自体は簡単。ミソは辞書づくりだが、特に何もしなくても、一定の出力は得られる。Excel用のExcelTTMも用意されている。「Excelに慣れ親しんだ方にはこちらの方が使い勝手がよいかもしれません。出力結果は同じですので、お好きな方をお使いください」。

後者は、考古学者の考古学。インディ・ジョーンズや吉村作治、はたまたニコ・ロビンも登場する。懐かしいテレビ映画「恐怖のミイラ」も登場する。あのオープニングは今でも覚えている。ナショナリズム高揚と遺跡、観光資源としての遺跡も語られている。笑ってしまったのは、「考古学者は作品の冒頭でいきなり殺されることも多い」「謎の暗号を残して殺されてしまう」「考古学者はその後の展開には特に必要とされないキャラクターのようである」。そう言われてみると、確かに(笑)。心理学者の心理学はあり、だろうか。

2014/09/24

「古書の街に救われた命」

鹿島茂の連載「神田神保町書肆街考」52に、吉祥寺のサンロード先にある古書店「藤井書店」の藤井正さんのすごい話が紹介されている。
出典は、青木正実さんの同人誌『古本屋』6号に掲載されたご本人のエッセイ「古書の街に救われた命」。

1941年当時、藤井さんは岩国海軍基地にいた。暮れ、寒い部屋で当直将校の飛行中尉と会話を始めた。
藤井さんが神保町の巌松堂書店にいたことがわかると、「あの店か。角っこの」と話し始めた。
それがきっかけで、二人は親しくなり、4度目の夜勤で白の襟巻きであらわれた中尉は「必ずまた神保町へ復帰してほしい。そして、これから続く若い学徒にいい本を安くあたえてもらいたい。お互いあすの日がわからないが、おれの方はダメだ」と言い残した。結果的に、それが永遠の別れとなる。
翌日、非常呼集があり、同年兵180名の中で藤井上等兵だけが基地待機を命じられ、その後、大阪海兵団に移動。それが命拾いをもたらす。中尉が特権として与えられた「たった一つの願い」として、それを上官に託したのだった。

藤井さんのエッセイは『私の古本人生』(こつう豆本103、日本古書通信社(1993))に収録されている。

2014/09/23

ソウル市庁舎

2012年10月に完成したソウル特別市の新市庁舎。今回、初訪問。

入口で「ソウル市庁舎セルフツアーガイド」をもらい、庁舎を地下1階から9階まで見学。地下1階と1階では読書キャンペーンのイベントや小さな集会の開催中。目前のソウル広場の雰囲気がそのまま内部にも広がっている感じで、開放的だ。

旧市庁舎はソウル図書館に変身。1階(入口からあがって降りるので、地下1階のような感じ)に児童書コーナーがあり、そこに至る幅の広い階段では腰かけて本が読める。平日は21時まで開いている。

新市庁舎。曲線の多い、威圧感のない建物だ。

2014/09/22

韓国で

ゼミ研修で学生たちと韓国へ(9/17-21)。

 今回は、セウォル号事故の余波の大きさに気づかされた。培材大学に行った時、構内の手すりのあちこちに黄色いリボンが結びつけられている。聞けば、これは乗船者の生還を祈ることから始まった行動。いまとなっては哀悼を示すシンボルに変わってしまった。
 グラウンドのあちこちにテントが張られている。中は模擬店。事故による自粛で延期になっていた学園祭の初日だという(本来は5月開催)。この間も教室では部分的に授業が行われている。全面休講とはならないようだ。
 ソウルに行くと、市庁舎の前には大きなイエローリボンと追悼所、広場にはイエローリボンの柱が何本も立っている。事故の規模もさることながら、多数の若い命を失ったこと、右往左往した事故報道がとりわけ市民にとって衝撃だったようだ。

 ソウル市内の散策で偶然見つけた博物館「Seoul City Wall Museum」がよかった。開館2ヶ月という真新しさ。Seoul City Wall(漢陽都城)とは、漢陽(ハニャン、現ソウル)を囲む全長18.6kmの城郭(1395年工事開始)。建物自体も城郭脇に立っている。その復元と公開がかなり進んだことに伴っての開館らしい。館内では、宮殿の屋根の先端に付いている三蔵法師の一行が間近で見られる。建物自体も凝っている。それが博物館に気づいたきっかけでもある。城郭歩きは楽しそうだ。

 偶然知った展覧会「Culture Chanel」もいい(10/5まで)。翌日の下見で行ったDDP(ザハ・ハディドの設計)の受付で教えてもらった。日本語で「文化シャネルをM3でやっています」。一瞬「?」となったが、とにかくM3をめざした。それが「Culture Chanel」。
 詳しいオシャレな目録を入口でもらい、会場に入る。あらかじめ注意されていたが、予想より暗い。展示は現物のみ。ひたすら見て回る。暗いので集中して見られる。ロートレックのリトグラフなど印象に残ったものをあとで確認。展示空間も一見の価値があるし、目録も重宝しそう。

 どちらも無料。

2014/09/15

あった、親子の写真集

今朝の「筆洗」で、ブルース・オズボーンという写真家が親子の写真を取り続けていることを知った。

Bruce Osborn Photography Site

そう言えば、と思い出した。彼の本。


こんな写真集が見つかった。
親子や祖父母と孫間の衣装を入れ替えた写真集「Spring-Autumn

Tobias 2013:SNSと高齢ユーザー

SNSと高齢ユーザー:体系的レビュー
Social networking sites and older users - a systematic review

Int Psychogeriatr. 2013 Jul;25(7):1041-53. doi: 10.1017/S1041610213000355. Epub 2013 Apr 4.
Tobias N, Ganea RL, Müri RM, and Mosimann UP.

抄録
 背景 SNSには高齢者が社会参加を促し、世代間交流を増すのに貢献する可能性がある。とりわけ動けない高齢者にとって、SNSは家族や積極的なSNSユーザーとの結びつきを促している。本レビューの目的は高齢ユーザーにおけるSNSに関するこれまでに学術文献を概観することである。
 方法 電子データベースで検索した結果、105の論文が抽出された。87文献がはじかれ、15文献が残った。それらをレビュー、分類、キーとなる知見が導き出された。共通した知見が確認され、批判的に考察され、今後の研究の方向性が描かれた。
 結果 高齢ユーザーにとって、SNS利用の主な利益は若い家族(子や孫)との異世代交流への参加することである。それは子や孫の側にもあてはまる。障害として明らかになったことは、プライバシー懸念や技術的困難、現在のウェブデザインが高齢ユーザーのニーズを考慮していないという事実である。
 結論 これらの問題がきちんと対処された条件下では、SNSは家族世代間の今日明日のコミュニケーションをサポートする可能性を持っている。

Abstract
 BACKGROUND: Social networking sites can be beneficial for senior citizens to promote social participation and to enhance intergenerational communication. Particularly for older adults with impaired mobility, social networking sites can help them to connect with family members and other active social networking users. The aim of this systematic review is to give an overview of existing scientific literature on social networking in older users.
 METHODS: Computerized databases were searched and 105 articles were identified and screened using exclusion criteria. After exclusion of 87 articles, 18 articles were included, reviewed, classified, and the key findings were extracted. Common findings are identified and critically discussed and possible future research directions are outlined.
 RESULTS: The main benefit of using social networking sites for older adults is to enter in an intergenerational communication with younger family members (children and grandchildren) that is appreciated by both sides. Identified barriers are privacy concerns, technical difficulties and the fact that current Web design does not take the needs of older users into account.
 CONCLUSIONS: Under the conditions that these problems are carefully addressed, social networking sites have the potential to support today's and tomorrow's communication between older and younger family members.

◎またまたマーキュリー2世さんが紹介してくれた文献。家族のいない高齢ユーザーが気になる。

2014/09/13

フィールドワーク報告

屠畜場でフィールドワークを行っている大学院生の報告を聞いた。

そこで働いている人は「屠畜場」とか「屠場」と呼び、自治体側は「と畜場」とか「食肉センター」と呼んでいる場所に日参し、インタビューを重ねた労作(まだ進行中)。

「生」を支えていることに対する自負心と、「世間」からの差別との間で葛藤している職人の姿が強調された内容だった。大変な仕事であると同時に、熟練も要する。そのことも自負心の根拠。

見逃した「ある精肉店のはなし」をあらためて見たくなった。芝浦の食肉市場の見学も。今年のゼミのテーマは「もの」。動物(生命)が食べ「もの」に変わる場として。

2014/09/12

9月卒業式

前日、眠っていたら、あっという間に短くされてしまった頭で出席。「整える程度で」と伝えていたのに。「ガーン」とは、この時のためにあるような言葉だ。

今年は、一人一人、学位記は学長による手渡し。欠席を申し出ていた学生が当日になって出席したりの「誤算」もあって、予定の時間を10分ほどだが、オーバーした。

終了後は、全員で、ご覧の通りの記念撮影。3月の卒業式では考えられないアットホームな雰囲気。いい卒業式だ。

2014/09/11

父親と子

2000年、北欧に行ったとき、ストックホルムやヘルシンキでベビーカーを押したり、子の世話をする男性をよく見かけた。列車で一緒になった父親に話しかけたら、「なんてことないよ」と。その男性は列車に乗る際、ベビーカーを畳んだり、子どもを列車に乗せたりと大奮闘していたのだ。

あれから14年、通りを歩いていても、男性が子を前に抱えている姿やベビーカーを押す姿は珍しくない。「あっ、今日も」と毎日思う。

通勤途中の電車内。向かい側に3歳くらいの女の子と父親が座っていた。父親はヘッドホンの片方を子どもの耳に指して音楽で静かに座らせようとしている。しかし、子どもはすぐに外し、引っ張って遊び始める。それが3回ほど繰り返され、父親は断念。ヘッドホンをバッグにしまう。

次に子どもを腰深く座らせようと試みる。が、すぐ、ズルズルと身体を滑らせて床に降りてしまう。5回ほど反復。

子どもと目が合ったら、ニコッ。つぎに父親とも目が合った。降り際、男性に声をかけた。

「そうかもしれないですね」と返してくれた。

(小さな)子どもとかかわる男性にインタビューをして、それを写真とともに載せたものを作りたい。書名をどうしよう。

子育てはあっという間にすぎてしまう。父親を経験させてくれている子どもと妻への感謝でもある。

◎アラビアの工場で買ったムーミンマグは毎日使っている。すごく丈夫だ。

2014/09/10

教科書のスタイル

教科書類を2冊読んだ。

卒論・修論をはじめるための心理学理論ガイドブック』。
各章の構成がいい。
  1. 書名
  2. 関連分野(分野レベルのキーワード)
  3. Abstract なにが書かれているのか
  4. Background どのように生まれたのか
  5. Creativity なにが新しいのか
  6. Direction なにに使えるのか

続編も出ている。
ひとつ上をいく卒論・修論を書くための心理学理論ガイドブック

もう一冊は放送大学のテキスト『社会心理学』。
こちらも、各章が有名な社会心理学書籍を軸に書かれている。で、構成は以下のとおり。

  1. 書名
  2. 学習のポイント
  3. 研究の背景と社会心理学における位置づけ
  4. 研究と本の内容紹介
  5. その後の研究展開・現状、関連研究
  6. 学習課題
  7. 関連書籍

ポイントが明確。書く方も読む方もどちらにもメリットがある。

インタビュー集のできあがり

名前のインタビュー集ができあがり、昨日から発送作業。

『名前のこと話しましょう 2』と『名前について聞く』。

前者はサバティカル時の続編。5人の記録。今回は大震災を被災した人2名が含まれている。2人とも当時は妊娠中で、大変な思いをしている。一人は震災後も子に対する気持ちは変わらないとして、それ以前から考えていた名前にした女性。もう一人は「震災後の気分をふっきりたくてこういう名前を付けました」という女性。

後者は学生同士のインタビュー集。名前について知識を持った人同士のインタビューは、もちろん分析的。

2014/09/08

授業準備の副産物

授業の準備で、援助行動の研究のきっかけになったキティジェノベーゼ事件を調べていたら、今年3月でちょうど50年。関連書籍が出ていることを遅ればせながら知った。

Articles
A call for help: What the Kitty Genovese story really means (The NEW YORKER)
What the Kitty Genovese story really means.

Latané  responds to New Yorker article on Genovese murder

Books
Fifty years after Kitty Genovese
Five decades later, we’re still asking ourselves: “If I had been there, would Kitty have lived?”

Kitty Genovese: A True account of a public murder and its private consequences

拾い読みぐらいしないといけない。

重要な事件を忘れない仕掛けができている。

2014/09/07

アールデコの世界

浜松町へ出かけたついでに、汐留ミュージアムまで足を伸ばした。

建築家ピエール・シャローとガラスの家」。

シャローはアールデコ時代の建築家。1929年の世界大恐慌で仕事が激減、アメリカに亡命。1950年、67歳で没。

「ガラスの家」は、古い建物の3階部分はそのままに(立ち退きを拒否され)、1、2階部分を3階建てに作りなおしたもの。1階は発注者の職場である医院、2階は応接間、3階はプライベート。ファサードが、当時生まれたガラスブロック。で、「ガラスの家」。

今は手入れをしつつ、別の人が住んでいる。

調度品もいろいろ設計していて(建築家には調度品まで作りたくなるタイプとそうでないタイプとに分かれるらしい)、可動部の導入、鉄と木を組み合わせた家具が彼の真骨頂。

個人的に面白かったのは、この2つ。

  • 「フランスの大使の館」用に作った吊りベッド(1925年)。下が空いているので、床掃除がしやすそう。
  • 扇形の折り畳み椅子(1927年、写真では右端)。アイデアは面白いが、座り心地はどうなのだろう。扇形は机の可動引出しにも採用されている。


2014/09/05

気になる

JR西日本の啓発ポスター。

「おとのなもこどももホームを歩くときは気をつけて。」

その下の吹き出しに「体調不良はホームからの転落原因の第2位です」とある。

事故防止であれば、第1位を強調すべきだと思うのだが、それはともかく、第1位の原因はなんだろう。

解答はこちら

これでは子どもは啓発対象に入らない。

こちらを見ると、体調不良は2位ではあるけれど、全体の5%。

2014/09/04

虫文 対策

今日から「東京都が代々木公園の大部分閉鎖 蚊からデングウイルス検出」(東京新聞)

帰り道の住宅街。暗闇の中をスプレーをしている人がいた。風で、ガスがボクの方にも流れて来た。まいった。殺虫剤っぽいじゃないか。

「デング熱」でググると、16,700,000 件
「デングウイルス」で同じく、262,000 件

2014/09/03

張紙

ある中規模駅の周辺を歩いていたら、ある仕舞うた屋のガラス戸にこんな紙が張られていた。

「みなさまおせわになっています」で始まる10行の文章。おしまいから2行目。「やっています」ではなく、「やっていけます」になっている。この前向きな一言で救われる気がする。

独り住まいなのだろうか。少し戸が開いている。声をかけてほしいのかもしれない。声をかけたくなるじゃないか。

もし、ボクがこうなったら、家の前に毎日、壁新聞でも張ろうか。となれば、玄関脇には掲示板が必要だ。

2014/09/02

名前の問題

週末に訪れた施設の名前は「グラントワ」(2005年開館)。フランス語だということはわかるのだが、グランもトワも個別にはわかるのだが、それがつながると何の意味なのか。

サイトに説明があった。トワはボクの思っていたトワではなく、屋根を意味する「トワ」だった。うーん。

ついでながら、益田駅前の複合ビルはEAGA(2006年開館)。何の略か、とんと見当がつかない。そもそも読み方もわからない。で、調べた。

Epoch、Advance、Genial、Attractionそれぞれの頭文字とか。言われてもよくわからない。

それぞれ、2005年と2006年の開館。この時期は、一見わかりにくい名前が流行ったのだろうか。

名前は、呼びやすいのが一番ではないかな。自然語であれば、意味のわかりやすいものが。


駅舎の屋根に付いている駅名の字体がいい。なんという字体だろう。知らないことばかり。グラントワの中のエニグマは壮観。

匿名のままでは死ねない

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