2016/09/30

相模原事件と実名報道

前例主義にならない実名報道を マスコミ倫理懇「思考停止防げ」 
 新聞社や放送局などでつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会の第60回全国大会は29日午後、福岡市の会場で分科会が開かれた。事件に遭った被害者が匿名で発表される状況が相次いだことについて、参加者から「実名報道を社会に理解してもらえなければ、その都度(マスコミ自身が)必要性を説明しなければならない。思考停止に陥ってはならない」との声が出た。
 実名報道がテーマの分科会では、7月の相模原障害者殺傷事件で、警察が遺族の意向を受け、殺害された19人を匿名にした事例を毎日新聞の青島顕記者が報告。「前例主義にならず、実名報道の必要性を考え続けることが大切」と話した。
(共同)


世界』10月号
小特集「相模原事件の問い」
「語り」に耳を傾けて──分岐点を前に 
熊谷晋一郎 (小児科医、東京大学) 
福祉番組の制作現場から相模原事件を考える 
熊田佳代子 (NHK) 
施設で生きるということ──施設生活者の戦後史からみえるもの 
有薗真代 (京都大学)

 同じような事件の発生場所が障害者施設でなければ、被害者の氏名は公表されたはず。と考えると、今回の匿名報道は障害者差別を促す可能性がある。
 熊谷さんは、匿名報道の背景を考えるうえで、当事者の声を紹介し、障害者の置かれている状況の変化を指摘する。名前を公表してほしくないと思った家族は、いまや「全ての命は存在するだけで価値があるということは当たり前ではないので」と語る。それまでは亡くなった弟といっしょに生きようと決めていた女性の声だ。他方、障害者運動にかかわってきた人の中からあがった匿名報道批判の根幹は「名前のない存在として覆い隠されようとしている」ことにある。

 熊田さんは「いずれは自分に返ってくる」という小見出しのもと、藤井克徳さんの発言をひく。
 障害者を排除すると、次に病人、次に女性と次々と弱い者探しが広がっていく。これくらいならと見過ごしていくとそのうちに歯止めがきかなくなる。どんなことにも前触れがあり、障害者に問題が表れやすい。これが前触れの警鐘だととらえることが大事だと感じた。
貧しい人 病人 非生産的な人 いて当たり前だ」。ミュンスター司教のクレメンス・アウグスト・フォン・ガーレンのことばだ。

 施設から地域生活への移行という「脱施設化」は、いま障害者基本計画に「社会福祉予算の削減を正当化する言説」として盛り込まれ、施設解体が先行しつつある。「地域で自立生活を行なうことと、施設・グループホームで暮らすこと。このふたつを同時に肯定するための論理と戦術が必要である」(有薗さん)

2016/09/28

「好ましく思われていなかった」

1869年、横浜。
 (イギリス人がやっている飲み屋で、モーザーは給仕として働いていた)客からは「チャーリー」と呼ばれていた。私の名前のミヒャエルは、英語ではマイケルと言う。アイルランド人風の響きを持っていたため、他のイギリス人やアメリカ人には好ましく思われていなかった*。私をこの名前で呼ぶことは、彼らの国民感情を害することであったのである。そのため、ずっと「チャーリー」という名前で知られ、日本を去るまでの7年間、その名前で通った**。
(注)* アイルランドは1801年にイギリスに併合された。** 「7年間」は誇張と思われる。
 アルフレッド・モーザー(宮田奈奈訳)明治初期日本の原風景と謎の少年写真家:ミヒャエル・モーザーの「古写真アルバム」と世界旅行』から。著者はアルフレッドの孫にあたる。
名前を国家を体現する。それゆえ支配の対象となる。


Charlie: Diminutive or feminine form of CHARLES



2016/09/26

名前でつくる


 同姓同名と言えば、田中宏和運動がある。目標は、165人の田中宏和集会のギネス記録達成とか。

 かたや、こんな発想もある。

 「全国のまりさんでマリに着物を」という計画が進んでいる(東京新聞2016年9月26日朝刊)。
 いいなと思ったのが、参加資格を同姓/同名に限っていないこと。「マリに思いがある人も歓迎」。



徳谷という、めずらしい姓がある。「そもそも、この徳谷姓は日本に約800人しかいないらしく、同姓に出会ったことは過去一度だけ」。そのルーツを調べにいったら、思わぬ発見。徳谷柿次郎さんの報告

2016/09/25

こんな人がいた

 しばらく留守にしていた。

 新聞のまとめ読み。ふと思ったのは、何日分以上たまったら、読むのをあきらめるのだろうか、と。

 さて、9月20日の東京新聞。
「安保法成立1年…再び国会前に立つ」
八嶋勲さん(72)。
 「自分の勇ましい名前は、戦争で手柄を立てることを期待されたから」。横須賀市在住の八嶋さんは、地域活動で中学生らと交流する機会があると、自分の名前の由来を話している。抗議デモだけでなく、普段から身の回りの人と安保法の問題点を話し合うことが大切だと感じているからだ。 (略)
 改憲を求める声の強まりも感じるが「勇ましい名前を付けなくてもいい平和な時代を続けるためにも、一人一人が反対の声を上げていかなければ」と口調を強めた。
 「デジタル大辞泉」には、こうある。

「勲」
 いさお りっぱに仕事をなしとげたこと。名誉ある功績。いさおし。
 くん[漢字項目]1. 国に尽くしたりっぱな功績。手柄。いさお。「勲位・勲功・勲章/偉勲・殊勲・戦勲・武勲」2. 手柄をたてた人。「元勲」3. 勲位。勲章。「勲一等/叙勲」

2016/09/22

名前負け!?

 2016年度「国語世論調査」が発表になった(国語ではなく、そろそろ日本語としてもいいのでは)

 その中に慣用句の理解という設問がある。さらに、その中の一つが「名前負け」。正答が83.4%、誤答が9.3%。

 誤答とは「名前を聞いただけで気後れしてしまうこと」。選択肢を考えた人もすごいが、9%の人が「名前で負ける」ことと考えている。
 残りの回答は、両方の意味がある3.5%、これ以外の意味である1.7%、わからない2.1%。
年齢別では、本来の意味である「名前が立派で中身が追い付かないこと」は50 代が最も高く90.3%、「名前を聞いただけで気おくれしてしまうこと」は16~19 歳が23.8%と最も高い。

 おもしろかったのが「やる/あげる」問題。
(ア)植木に水をやる 59.8%、(イ)植木に水をあげる33.6%。(ア)と(イ)どちらも使う6.4%。「あげる」派が増えている 。
 年齢別に見ると、「水をやる」は 30 代(41.6%)、40代(42.6%)を除いて5割弱~7割台後半、特に 60 代以上で他の年代より高く7割台。「水をあげる」は20 代~40 代で高く、5割前後、30~40 代では「水をやる」を5~10 ポイント上回る。

2016/09/21

社会心理学会


 先週末は社会心理学会で関西学院大学へ行っていた。大会参加は3年ぶり。
 今回は「写真はイメージです。」発表ポスター関連資料はサイトに掲載)をポスターで発表。
 タイトルは、チラシでよく見かける、あのフレーズである。こうした断り書きを業界では「エクスキューズ」と呼ぶらしい。
 「写真はイメージです」の制度的起源ははっきりしている。1993 年 4 月から、旅行業者は旅行業公正取引協議会 の決定にもとづいて、「旅行地の旅情を表現するために写 真などを使用する時は『写真はイメージです。』」と表示 するようになった。
 それ以降、この種の断り書きは増加の一途である。内容も分野も多岐にわたり、うんざりしている人も多いのではないだろうか。
 増加の背景としては、販売側の免責、購入客からのクレーム回避からはじまり、社会的文脈として、非寛容、関係分断も影響していると思っている。エクスキューズの状況は社会変化の指標に使える。
 予想に反して、いろいろな人が立ち寄ってくれた。消費者行動研究者、院生3人組、旧知の友、……。
 そうそう、今回はすてきなサプライズがあった。大会委員長から似顔絵の缶バッジを頂戴した。作者はT画伯。

 最近、コミュニケーションや社会心理学の本でよく目にするのがLCM言語カテゴリーモデル、Semin and Fiedler, 1988)
 ある人の行動を記述する際、「動作」寄りの(記述的行為動詞)表現と「行動主」寄りの(形容詞)表現とがある。前者には「足をぶつける」、後者には「乱暴だ」が当てはまる。両者の中間に、やや動作寄りの(解釈的行為動詞)表現と、同じくやや行動主寄りの(状態動詞)表現が存在する。「雑に歩いている」「いらいらしている」がそれぞれ相当する。これらの4段階は抽象度の程度でもある。
 日本語の論文では、菅 さやか・唐沢 穣 (2006) . 人物の属性表現にみられる社会的ステレオタイプの影響 社会心理学研究, 22(2), 180-188、唐沢 穣・菅 さやか (2008). 対人認知の心理過程と言語表現 益岡隆志(編)叙述類型論 pp.139-160. くろしお出版、がある。




2016/09/18

Liu 2016:FBのフレンドの書き込みと社会比較

Do Our Facebook Friends Make Us Feel Worse? A Study of Social Comparison and Emotion
FBのフレンドはわれわれの気分を悪化させるか? 社会比較と情緒の研究
Jiangmeng Liu, Cong Li, Nick Carcioppolo and Michael North
Human Communication Research
Volume 42, Issue 4 Pages 507 - 661, October 2016

 人はたびたび自分自身を他者と比較し、自己理解を深めようとする。この過程は社会比較と呼ばれる。本研究では、人はどのようにして社会比較をFB上で行っているか、FBの「フレンド」の書く内容を見ることは、その人の情緒にどう影響するか、が検討されている。被験者間3要因実験が行われ(比較方向X親密度X自己評価)、163人の成人が参加した。その結果、3要因間の有意な交互作用が明らかになった。自己評価の高い人は、親友のネガティブ情報よりもポジティブ情報で、より幸福と感じる。しかし、その情報が単なる友人のものであると、逆の効果、つまりネガティブ情報のほうが幸福と感じる。親密度による差は、自己評価の低い人には見られない。
 People often compare themselves to others to gain a better understanding of the self in a process known as social comparison. The current study discusses how people engage in a social comparison process on Facebook, and how observing content from their Facebook friends may affect their emotions. A 2 (comparison direction) × 2 (relational closeness) × 2 (self-esteem) between-subjects experiment was conducted with 163 adult participants. The results revealed a significant 3-way interaction such that people with high self-esteem would be happier receiving positive information than negative information from their close friends, but the effect would be the opposite if the information was from a distant friend. There was no such difference for people with low self-esteem.

2016/09/16

祖母の願い

 民進党の代表選で蓮舫さんが当選。その彼女の名前の由来が選挙「演説」で語られた。

(東京新聞2016年9月16日朝刊)
名前のは平和の象徴
 台湾に生まれ、激動の時代を生きた祖母は、女の子の孫が生まれたら蓮(はす)という字をつけてほしいと強く願った。蓮は平和の象徴。平和への願いを込めてつけてくれた蓮舫という名前に私は誇りを持っている。
舫は「もやい」。デジタル大辞泉によれば、もやうは「船と船をつなぎ合わせる。また、杭(くい)などに船をつなぎとめる」こと。したがって、「蓮舫」とは平和をつなぎとめるといった意味になりそうだ。


 奇しくも政党名も台湾の民進党(党首、蔡英文)と同じ(ただし台湾は民主進歩党の略だが、日本のそれは省略ではなく、民と進むなのか、民主と進歩なのか)。英語名を見たら、それぞれDemocratic Progressive Party、Democratic Party。日本の「民進」は「民主」だけだった。

2016/09/15

3つのあとがき


 訳者経歴に「東京大学経済学部を病気のため中退」とある。ずいぶん個人的なことを書くのだなあと思ったら、つづけて「北欧児童文学の翻訳家として活躍したが、1969年没」と書かれている。そうだったのか。であれば、ふれずにはいられない。計算すると、41歳という若さだ。

 訳者自身の「解説」がある。それによれば、この本(左写真)は全集最古の作品。

 山室静さんの「附記」にはこうある、訳者は「ふしぎな熱病にかかって、声もつぶれ……」、それでも「いくらか病気がよくなると」「スエーデン語の学習をはじめ」「ついにマスター」。「活躍のまっ最中に」「自動車にはねとばされて不慮の死をとげられたのです」。
 病没とばかり思っていたので、さらに訳者の無念さが伝わってくる。

 最後に、冨原眞弓さんの「ムーミン谷の魅力 1」が付いている。
ほかの生きものが自分とおなじ考えでなくても、だれもふしぎだとは思わないし、批判めいたことも言わない。個性だとか権利だとかと大上段にかまえなくても、だれもがあたりまえに自分でいられる。だからムーミン谷はユートピア(ありえない場所)なのだ。
 本書は、「解説」(1969年執筆)、「附記」(1978年執筆)、「ムーミン谷の魅力 」(2011年執筆)と、3段かまえのていねいなあとがき。いずれも読みがいがある。

ヤンソン 下村隆一/訳『ムーミン谷の彗星』講談社文庫。

2016/09/10

しわしわネーム

キラキラは気の毒?増える「しわしわネーム」
芸能人の名前にもじわじわ異変

2016/9/10
「週刊女性PRIME」編集部

 古風な名前は“キラキラネーム”とは反対に“しわしわネーム”と呼ばれ、黒木華や木村文乃、野村周平、門脇麦といった俳優陣のほか、リオ五輪で世界を沸かせた男子体操日本代表の白井健三など、多くの有名人がいる。

■全然読めないキラキラネームはいまだ増加傾向だが
■キラキラネームは虐待という人も
■世相も反映されている

壁のトリック


 動く歩道!?

 何かに追われているのだろうか、全員、前のめり。

 もちろん、これはエスカレーターだ。

 後ろの壁のパネルがエスカレーターに対して垂直に貼られていることによる効果。

 天井にある監視カメラのポール、右下の、斜めに見えるポスターが本来の垂直方向を示している(下の写真)

 エスカレーターの角度は日本の場合、35度まで認められている。標準は30度らしい。

 写真はソウル地下鉄。測ると30度ぐらいだ。 

 こういう張り方の壁は滅多に見かけない。


 ところでソウル。青空がスッキリしない。大気汚染が深刻なのだろうか。

2016/09/08

ソウルの国立墓地


 ソウル市内の南に「国立ソウル顕忠院」という国立墓地がある。
 案内によれば、143万平方メートルの敷地に朝鮮戦争戦没者(全体の8割)を中心に、5万4千人が埋葬、16万9千人が眠っている。国葬になった歴代大統領も埋葬されている。
 写真は一般戦没者の区画で、一人ひとりに生花が飾られている。墓碑の多さ、そして手入れに圧倒される。金大中のお墓も見たかったが遠すぎて、たどり着けなかった。
 院内の一画に「靖國橋」という小さな橋がかかっていた。説明がハングルで書かれていて、内容はわからなかった。
 ここは、日本で言えば「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」のような施設なのだろうが、埋葬対象者は戦没者に限られている。したがって今後も墓碑は増えない(はずだ)。日本の歴代首相をお参りしたいと思っても、どこにあるのか、探さないとわからない。
 千鳥ヶ淵戦没者墓苑のサイトを見ていたら、こんなページに出くわした。
 「落とし物のお知らせ」。不思議なページだ。

2016/09/03

似ている

 左は目白駅構内、右は明日館ホール
 目白駅の写真はエスカレータの案内板を撮りたくて写したもの。帰ってから見たら、明日館の雰囲気に似ている。
 屋根(天井)、そしてステンドグラスのようなガラス窓。そっくりだ。明日館の最寄り駅だからだろうか。どこかに大谷石を使ってくれたら、きょうだいのよう。いまの駅舎は2000年に改築している。


 


 明日館の教室では、日本の学校初と目される緑の黒板の紹介があった。緑はロイドの選択か。写真でわかるように、壁に埋め込まれ、枠が長押のように見える。建物の完成、と同時に開校したのが1921年。関東大震災の直前だった。

 当時の自由学園の規模は手頃。最初は、普通科26名(小学校相当?)、翌5月に高等科59名が入学している。

 遠藤新の建物を見るのは葉山についで2つめ。

 学校は毎日を過ごす空間。使い勝手にも視覚的にも快適に越したことはない。室内は木が多く使われていて、落ちつく。什器類もオリジナル。

 意外だったのは、写真で見るよりも何重にも小振りなこと。施設の天井は高いものと思いこんでいるからだろうか。明治村で帝国ホテルを見たときもそうだった。ミニチュアかと思うほどの大きさだった。天井が低い。

2016/09/02

名前に「ヒ」「ミ」「ツ」

高畑容疑者の実父・大谷亮介が「裕太」に忍ばせた“暗号”とは
日刊ゲンダイDIGITAL 9月2日(金)9時26分配信

「独身の大谷さんに子供ができました。その証拠と言ってはなんですが、大谷さんは裕太君の中に“自身”を潜ませた。「裕」「太」を分解すると、『衤』『谷』『大』『、』となり、コッソリ『大谷』の2文字」と語るのは「事情に詳しい演劇関係者」。
名前ではなく、名字。痕跡としての名前。
「その証拠と言ってはなんですが」があやしい。

2016/09/01

Parents on baby name regret

BBC News Japan 2016年9月1日

 子育てネットワーキングサイト「Mumsnet」の調査結果が発表された。

 子供がいる 1362人(Mumsnetユーザー:女性)の18%が、子供につけた名前を後悔していたが、実際に名前を変えたのは2%にとどまった。

 「ありがちすぎる」が後悔理由として最も多く(25%)、以下「どうもしっくりこない」(21%)、「もともと好きな名前ではなかった。押し切られた」(20%)と続き、「名前のつづりや発音が子供に負担になる」(11%)という理由もあった。

 「Mumsnet」の創設者ジャスティーン・ロバーツさんは、「子供の名前を決めるのは、初めて親になる人にとって親として最初の作業のひとつです。なので、名前で後悔するのは子育ての練習としては最高だとも言える。がんばっていろいろ調べて、一度に何人もの人を満足させようとして、結局はうまくいかないのですから」と話す。

 「それでも大丈夫なんです。ほとんどの子供は、大きくなるにつれてその名前がぴったりくるようになるし、どうもしっくりこないなら、ミドルネームやあだなを使うこともできる。極端な場合には、法的に改名すればいい」。

 回答した母親のひとりは、娘エルサちゃんの名前について、「エルサ」が出てくるディズニー映画「アナと雪の女王」が人気になったせいで、後悔し始めたと答えた。別の母親は「うちの息子は自分の名前が大嫌いで、選んだ私を責める」と答えた。別の母親は、自分の娘の名前は生まれて間もなく、「テログループが使い始めてしまった」と認めた。

 英統計局は近く毎年恒例の、イングランドとウェールズで最も人気の高い赤ちゃんの名前一覧を発表する。

 昨年は、イングランドとウェールズではオリバーとアメリアが最も人気で、スコットランドではジャックとエミリーだった。
(英語記事 Nearly a fifth of parents regret baby name - survey


 おもしろい調査だ。日本でもやってみたい。

名前は同じでも

3人の石橋ユウ(小3)が登場する『明日の食卓』。
文字にすると、それぞれ「優」「悠宇」「勇」となる。
後半で、そのうちの一人がいる家庭で「事件」が起きるらしい。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...